教務主任を務める前に学級担任をしていた時は,毎日学級通信を発行していました。
毎日発行していたのは,自分の中で「毎日絶対に出す」と決めておかないと続かないかからという単純な理由です。
別に2日に1回でも週1回でも良いと思うのですが,私が思う学級通信を発行することの良さを書いてみたいと思います。
担任の思いを形にできる
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私は子どもたちに伝わるように書くことを意識していました。一番読んで欲しいのは子どもたちだからです。
毎日の簡単な活動を書き,その後に担任からのメッセージ的な内容を載せていました。
例えば,
「最近はグループでの話し合い活動が上手くなってきました。みんなで問題を解決しようとする姿勢が素晴らしいです。」
などです。(クラスへの所見みたい)
時には,「もっとここを頑張れると思う」というようなメッセージを載せることもありました。
このように,担任の思いを形にして子どもたち,もちろん保護者にも伝えることができるのは,学級通信の良さだと思います。掲示すればずっと形になって残りますし,子どもたちが見返してくれることもあります。
児童理解につながる
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学級通信を書く時には,子どもたちの1日の様子を振り返ります。
じっくりと考えると「あの時のあの子の行動はこういう意味があったのか」や「クラスのあん雰囲気はこのためか」など,子どもたちのことをさらによく知ることにつながります。
そしてそれを学級経営に生かすことができるのです。
また,形に残すことができるので,これまでに書いた学級通信を振り返り,子どもたちの成長を確認することもできます。
「こういうところが成長したね」と子どもたちと共有することができるの学級通信のの良さです。
自信が出る
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学級通信は子どもたちだけではなく,保護者の方々にも読んでもらいます。
保護者全員に毎日電話することは難しいですが,学級通信なら一気に情報を伝えることができます。
時には,保護者の方から「昨日の記事とても良かったです」などレスポンスが返ってくることもあります。
また,個人懇談の時に「毎日読んでます。学級通信をきっかけに子どもとコミュニケーションが取れていいです」という言葉をいただくこともあります。
これらは自分の励みになりますし,私のように保護者とのコミュニケーションがあまり得意ではない先生にとっては,大きな自信につながります。
毎日発行することは難しいですが,これらの良さがあることを知っていただき,無理なく取り組むことで得られるものがあると実感していただきたいと思います。
今日もお読みいただきありがとうございました。
ながけん