自分も家庭も仕事も大切にしたい パパ教員のブログ

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日本語指導が必要な児童生徒への支援

先日,東京学芸大の齋藤ひろみ教授の話を聞く機会がありましたので,まとめておこうと思います。テーマは「日本語指導が必要な児童生徒の学びの連続性」でした。

 

私も毎日,中国から日本に来た子どもの日本語指導に関わっています。

 

今までの考え方がガラッと変わった部分があるので,共有できれば幸いです。

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日本語教育の役割

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日本語指導の中で3つのことばを意識することを言われていました。

 

①生活のことば

→基礎的なコミュニケーションをとるためのことば

 

②学習のことば

→教科教育の中で必要なことば

 

③社会参加のことば

アイデンティティ確立のためのことば,自己を肯定的に捉えるために必要

 

自分も実際の指導では①を重視しがちですが,②と③についても必ず指導をして,授業を受けられるようにすること,そして目標としては③の指導もできるようにして,その子のキャリアを形成させてあげることが大切だとおっしゃっていました。

 

確かに,①のことばばかりを指導していては,授業を受けることも困難なままですし,ましてや生きる力を育むことも難しいと思い,自分の指導を改善していかないといけないと感じました。

 

③の事例として,地域のことを調べて,自分とどのように関わっているのかなどを調べる活動を紹介されていました。(中学校)また,③については学校全体で連携することも大切さも言われていました。

 

まとめると,日本語指導は単純にことばを教えるだけではなく,その児童生徒の人格形成や生きる力を育むことも担っているということです。

 

 

ことばの力の発達

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よく日本語が話せるようになった児童生徒でも,授業になるとついていけないということがあります。

 

よく話ができるので,教師も日本語ができると捉えてしまいがちですが,教科内容の理解まで十分にできているのかを見極める必要があると言われていました。

 

気をつけないと,子どもたちが「勉強ができない」や「もしかして学習障害がいの可能性もあるのでは」などの誤ったレッテルを貼られてしまうことにもつながります。

 

なので大切なのは,

 

教科の学習の中で日本語の力を高めていくこと

 

と強調されていました。

 

普段の授業を受けずに日本語の勉強ばかりしていても考える力は高まりません。

 

だから,授業が受けられるように必要な日本語の支援を考えて,実際にしてあげることが必要なのです。

 

研修の中で,理科のてこの原理の授業の中でどのように支援をするのかを考えるワークショップがありました。

 

その中で学んだことは

 

①用語を実物を用いながら説明する

→「てこ・支点・力点・作用点」など

 

②言葉を言い換えない

→「〜すると…になる」「〜すれば…になる」など説明を統一する

 

③短文で伝える

→「てこを使います。」「AとBどちらが軽いでしょうか。」など

 

④教科書で確認する

→最後は学習した内容が教科書にどのように書かれているのかを一緒に確認することが大切

 

 

特に④が大切だとおっしゃっていました。

 

 

支援の目的

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支援をしてあげることで,教科の学習についていけることができるようになります。

 

でも,支援がない時は困ってしまいます。

 

だから,その子が自力で教科書を読めるようにすることが必要なのです。

 

上の④が大切なのは,一人で教科書を読めるようになるためです。

 

易しい方法→自力で解決

 

授業の中で意識する必要があることを感じました。

 

 

私の指導はこれまで,生活に必要なことばかりを教えていましたが,これからは授業を受けられるように指導を改善していこうと思います。

 

 

ここに書いた内容はほんの一部分です。伝えきれず申し訳ありません。

ただ,皆様にとっても何かの参考になれば幸いです。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

ながけん