先日,授業中に1人の子どもから
「めっちゃいいにおいがする!(給食)」
と声が上がりました。
またたくまに伝染していき,とても騒がしい状態になりました。
さて,みなさんならどうしますか?
パターンA 注意する
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「今,授業中ですよ!静かにしなさい!」
「勉強以外のこと話したいなら,別の場所でしなさい!」
などなど,正論でたたみかけるパターンです。
即効性があるので,騒がしい状況はすぐに鎮まると思います。
パターンB 待つ
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子どもたち 「ガヤガヤ!!!」
教師「じー(視線)」
子どもたち「ガヤガヤ!!」
教師「じー(視線)」
子どもたち「ガヤ!」「そろそろ静かにしよう!」
教師「では続けますね。」
子どもたちが気付くのを待つパターンです。
誰が早く気付くのか,逆に誰が最後までしゃべっているのか観察できます。
パターンC のっかる
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子どもたち「何かいいにおいする!」
教師「あっこれはカレーのにおいじゃない?」
子どもたち「やったー!!」「よっしゃー!!」
教師「早く食べたいなぁ!」「よし授業進めよう!」
子どもたちの興奮状態にのっかり,十分発散させて落ち着かせるパターンです。
自然な感じで授業に戻ることができます。
また,子どもたちが引くくらいにのっかり,「先生授業しましょ!」という子どもが現れるのを待つパターンもあります。
まとめ
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この中に正解がある訳ではありませんし,他にも良い方法がきっとあるかと思います。
その時々の状況に合わせて,判断し,行動することが求められます。
教室に虫が入ってきたり,保護者が忘れ物を届けにきたり,鼻血を出す子どもがいたりと不測の事態は多々あります。
どのように授業に戻るのかは教師にかかっています。
いろんな選択肢をもっておくこと,一つの選択肢に偏らないことが大切ではないかと思います。
いつも注意ばかりしていては,嫌な先生になってしまうので,時には子どもたちにのっかるという勇気をもってもよいかもしれませんね。
お読みいただきありがとうございました。
nagaken