子どもたちが自分から離れる時間
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子育てでも授業でも,常に自分に注目があったり,常に自分が何かをしないといけなかったりする状態はとてもしんどいです。
子どもたちだけで何かをしている状態をつくりだすことで,自分に余裕が生まれます。
その空白の時間で,様々なことができます。
子育ての場面で言えば,家事をしたり,読書やSNSなど,自分の趣味の時間に充てることができます。
授業で言えば,子どもたち一人一人の様子を見取ったり,次の展開を思案したり,板書の良し悪しを確認したりすることができます。
両者は全く違う場面ですが,空白の時間をつくることは,自分がゆとりをもち,子どもたちに丁寧に接することにつながると思います。
なので,どのようにして空白の時間をつくり出すのかは,私の中で大きな課題です。
子育て編
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とにかく何かに集中させることが大切です。
おもちゃ→最初は一緒に遊び,そのうち集中し始めた頃に上手くフェードアウトする
本→何冊か積み重ねておき,始めは一緒に読んであげて上手くフェードアウトする
お絵かき→大きな紙や段ボールを用意して自由に描かせる
これらは,わたしの中でもっても10分くらいなので,ちょっと時間がほしいなという時に実践します。
1時間くらいほしいなという時は
テレビ→子どもたちが好きなキャラのものを観られる環境をつくっておく,最近は色々なアプリがあるので活用しています。
睡眠→おもいっきり遊んで疲れさせて寝かせます。
試行錯誤して,ちょっとでも空白の時間をつくれるようにしています。
授業編
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「◯◯についてどう思いますか?」
「◯◯はなぜでしょうか?」
などの問いかけをして,ノートに書く時間を設けます。
子どもたちがノートを書いている時間が空白の時間です。
机間指導をしながら,次の展開を考えたり,板書を振り返ったりします。
ノートに書いた後に,「考えを伝え合ってみましょう!」
と,グループの時間を取ることも空白の時間をつくることにつながります。
このちょっとした時間が,1時間の授業には必要だと思うので,意図的につくるようにしています。
主に自分のためですが,この空白の時間によるゆとりが子どもたちにもかえっていくと思っています。
nagaken