先生と呼ばれること
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普段から当たり前のように「先生」と呼ばれます。子どもたちからも保護者の方からもそして同僚からも。
自分の中で無意識のうちに,「自分は偉い」と思ってしまっていたと感じることがあります。
先生と呼ばれる → 自分は偉いと勘違いする
その結果…
えらそうな態度を取ってしまうことが多々ありました。
これは関係を壊してしまう第一歩ですし,優劣をつけてしまう態度は子どもたちの中にも優劣を生み出してしまうことになるので避けなければいけません。
対大人との関係でも,相手を尊敬するということを意識して,良い関係を築けるようにしたいと思っています。
「先」に「生」まれただけ
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教師には威厳が大切と教えられた新任時代。
それを実践することで規律があり,見た目は良いクラスになったかもしれません。
でも,子どもたちの中に安心感があったかというと自信がありません。
教師がクラスのトップに君臨してしまうと,子どもたちの中で,その次のポストを狙って権力争いが起こったり,教師にだけ良い顔をしたりするようなことが起こってしまいます。
私は,それを避けたいと思うので,子どもたちは対等な存在であると思うように心がけています。自分は先に生まれただけであって,対等な人間であると思うことで,丁寧に接することができます。
ただし,先に生まれたということは,少しだけ経験も多いですし,知識も多いです。そこから伝えられることを子どもたちに伝えていくことは大切だと思います。
その際は威圧的にならずに,寄り添って援助するという意識ももつようにしています。
↓ 援助についてはこちらもどうぞ!
対大人との関係
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私にも「苦手だな」と思う大人はいます。
でもそこで,「向こうが悪い」とか「関わらないようにしよう」と思ってしまっては,何も改善できず,ストレスが溜まる一方です。
こちらから相手を尊敬するという意識を持って関わるようにすることで,関係が少しずつ良くなるかもしれませんし,自分の気持ちも楽になります。
具体的には…
「あの人は◯◯の点では他の人より優れている」
「あの人は◯◯しているから職場に貢献している」
「あの人は◯◯している時は優しい雰囲気になる」
といったように,相手が他者に貢献している場面を見つけて認めるようにします。
この習慣をつけるようにして私は気持ちが楽になりました。
対人関係の悩み
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アドラー心理学では「人の悩みは全て対人関係に由来する」と言っています。
なので,常にこの悩みはつきまとうことだと思います。
でも逃げていては何も改善しないので,まず自分が変わって,自分の生活を豊かにしていくのがよいと私は思っています。
参考:アドラー心理学入門 岸見一郎
nagaken