自分も家庭も仕事も大切にしたい パパ教員のブログ

授業のこと,学級経営のこと,育児のこと,などなど ぼんやり考えていることを書き留めていきます

学習問題について

おはようございます。永井健太です。

 

娘にひたすら

「迷路をかいて!!」

と何度もせがまれるので,

大量にかきました。

 

近々迷路本を出版するかもしれません。

(そんなクオリティはない!)

 

さて今日のテーマは

「学習問題について」です。

 

社会科の学習問題について,

この2冊の本を大いに参考にしながら書きます。 

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  1. 学習問題の類型
  2. 学習問題づくり
  3. 類型とパターンの結びつけ

という構成になっています。

 参考になれば幸いです。

 ※1と2はフォレスタネットにアップしていますが,

3はアップしていません。ブログのみです。

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学習問題をはじめとする

問いの大切さに関しては,

以下の記事を参考にしていただくと

良いかと思います。

nagaken.hatenablog.jp

nagaken.hatenablog.jp

 

では始めます。

 

学習問題の類型
①事実追究型

→「どのような,だれが,いつ」などの

疑問詞に基づいて事実追究するもの

例)農家の人々は美味しいお米を作るためにどのような工夫をしているのだろう?
 
②特色思考型
→具体的事実を集めて帰納的に追究するもの
例)日本の気候にはどのような特色があるだろうか?
 
③原因思考型
→「なぜ〜?」を追究するもの
例)なぜ三権分立の仕組みがあるのでしょうか?
 
④過程思考型
→「どのように」と社会的事象の過程を追究するもの
例)◯○さんは,野菜をどのように生産しているのだろう?
 
⑤比較思考型
→「どこが違う?」「共通点は?」という問いを追究するもの
例)50年前の◯◯市と現在の◯◯市ではどこが違うのでしょうか?」
 
⑥仮定思考型
→「もし〜なら」と仮定して立場・視点を変えて追究するもの
例)もし自分が店長ならどのように商品を並べますか?
 
⑦意思決定型
→「自分なら」「私たちは」と一人称で考え追究するもの
例)自然災害から身を守るために必要な備えは?
 
※②〜⑥を北先生は,
意味追究型とまとめられています。

 また,①〜⑦をまとめて

疑問型学習問題としています。

 

 

そして,活動型学習問題として

「探検型」「作業型」「体験型」の3つも挙げています。

 

参考:北俊夫

『社会科学習問題づくりのマネジメント』

文溪堂

 

学習問題づくり
パターン
①疑問つなぎ型
→1つの資料から多様な気づきや疑問を引き出し,
それを総合しながら学習問題をつくりあげるパターン
 
例)火事の現場の写真資料を提示し,
気づきをたくさん出し合うようにして,
最終的に「だれがどのような働きをするのか?」
という学習問題をつくる

 

②対比型
→比較を通して分かる事実や驚きを基に
学習問題をつくるパターン

 

例)沖縄県と北海道の同じ時期の海の様子を提示して,
その違いから
「なぜ同じ時期なのに人々の様子が違うのか?」
という学習問題をつくる

 

③トンネル型
→時間の経過による変化を示して,
そこに何があったのかという疑問から
学習問題をつくるパターン

 

例)50年前の市のようすの写真と
現在の市の様子の写真を提示して
「どのようにして市の様子が変化したのか?」
という学習問題をつくる

 

④ヒント提示型
→全体像の分かる写真から細部に注目するように
発問を行い,予想を基にして調べる活動に入るパターン

 

例)自動車の組み立て工場の写真を提示し,
いくつかの工場に分かれていることを捉えた上で
「それぞれどのような作業をしているのだろう?」
という学習問題をつくる

 

 

他にも

「ズームイン・ズームアップ型」

「クイズ・パネル型」

「対立・討論型」

などが挙げられていました。

 

 

参考:澤井陽介

『社会科の授業デザイン』

東洋館出版

 

 

掛け合わせる

これらの型やパターンは

授業を構想する際に

役立つものだと思います。

 

そして,さらにこれらを生かすためには

類型とパターンを上手く掛け合わせることが

必要だと思います。

 

具体的に説明します。

 

目標を明確にした後に

学習問題の類型を参考にして,

学習問題の内容を考えます。

 

学習問題を考えた次は,

その学習問題を子どもたちとつくるために

どのような方法を取るのかを考えます。

その際に役立つのが

学習問題づくりのパターンです。

 

 学習問題に適したパターンを用いることで

スムーズに学習問題をつくることができます。

 

例えば,

 

 事実追究型の学習問題づくりには

疑問つなぎ型のパターンが有効だと考えられます。

 ↓

火災現場で活動する人々の写真を見て,

「何をしているの?」

「だれが活動しているの?」

「いつ,どうやって連絡が入ったの?」

などの疑問を引き出し,

「火災発生現場ではだれが,どのような働きを

しているのだろう?」

という学習問題をつくります。

 

また,

 

過程思考型の学習問題であれば

トンネル型のパターンが有効だと考えられます。

 

このように類型とパターンを上手く使うことを

お勧めします。

 

上手く学習問題をつくり

子どもたち主体の学びを

実現させましょう!

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。