自分も家庭も仕事も大切にしたい パパ教員のブログ

授業のこと,学級経営のこと,育児のこと,などなど ぼんやり考えていることを書き留めていきます

態度の評価ってできるの?

いよいよ新学習指導要領が実施になります。

 

育成すべき資質・能力が3つの柱で整理され,

それに伴って観点も3つになりました。

 

知識・技能

思考・判断・表現

主体的に学習に取り組む態度

 

1つ目と2つ目はイメージできますが, 

3つ目の「主体的に学習に取り組む態度」は

どのように評価を行うのでしょうか?

 

そもそも態度って評価できるの?

 

そんなことを考えてみたいと思います。

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陥りがりな評価

これまでの「関心・意欲・態度」の評価では,

いくつかの問題点が指摘されてきました。

 

例えば,挙手や発表の回数で評価すること。

単純に授業中にたくさん挙手・発表すれば,

学習への関心が高いとか,意欲があるとか

そういう評価がされていることもありました。

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また,話を聞いている姿で評価すること。

 椅子にきちんと座り,先生の方を向いて,

正しい姿勢で話を聞いていれば,

それが良い態度として評価される。

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これらの評価方法は,

100%間違いという訳ではないと思います。

 

また,情意面の評価はテストでは測れないので,

上記のような評価になりがちです。

 

しかし,上のような評価では,

その子の性格や行動の傾向に

重点を置いてしまうことになります。

 

なので少し工夫が必要です。

 

ではどうすればいいのでしょうか?

 

指導と評価の一体化

上のような評価に陥ってしまう原因はきっと,

「態度」という言葉を切り取ってしまっている

ことにあると思います。

 

「態度」の評価

 

だけを考えてしまうと,先ほどのように

性格や行動の傾向に目がいって当然です。

 

ここで大切になるのが

指導と評価の一体化

です。

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どういうことか,大切なことを言いますね。

 

評価をするためには,指導をしなければいけない。

指導をしなければ評価をすることはできない。

 

つまり,態度について評価をしようとするなら,

主体的に学習に取り組む態度が発揮される指導を

しなくてはいけないということです。

 

逆を言えば,

主体的に学習に取り組む態度が

発揮されるような指導をするから,

それについて評価ができるということです。

 

「知識」もそうですよね。

知識を獲得するような指導があるから

それを確認する評価を行うことができる。

 

指導をしていないのに評価をすることはできません。

 

では主体的に学習に取り組む態度が発揮される指導は

どうすればいいのか?

 

単元を通して

私は社会科を中心に勉強しているので,

社会科の話になってしまいますがご了承ください。

このツイートにあるように,

毎時間「態度」を評価するのではなく,

単元を通して2つの「態度」が発揮されるようにし,

それを評価すれば良いのです。

 

①主体的に問題解決しようとする態度

② よりよい社会を考え学習したことを

社会生活に生かそうとする態度

 

この2つです。

 

だいたい5〜10時間ある単元の中で,

この2つを評価すればいいと考えると,

できそうな気がしませんか?

 

①の場合は,みんなで立てた問いに対して,

予想を立てたり,学習の計画を立てたりと

問題を進んで解決しようとしている姿を

評価すればいいです。

 

また,振り返りを書いた時に,

「次はこれを頑張ろう」とか

「ここをもっとこうしよう」など

学習を調整しながら,粘り強く取り組んでいる姿も

評価することができます。

 

②の場合は,単元の終末に,学習したことを基にして

「自分はこうしたい」

「こんなことができるのではないか」

ということを考えている姿を評価すればいいです。

※ただし全ての単元で無理に行う必要はありません

 

詳しくここにあります。

www.nier.go.jp

 

ただし,先ほども書いたように,

先ずは指導があって評価があるので,

単元の構想をする時に,

2つの態度が発揮されるようにデザイン

しておくことが大切です。

 

以上,少し難しい話になりましたが,

態度に関する評価についてでした。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

ながけん