自分も家庭も仕事も大切にしたい パパ教員のブログ

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防災学習と社会科の学習のちがい

東日本大震災から9年が経ちました。

 

今なお避難生活をされている方々も多くいらっしゃいます。

 

当時,私は教員2年目で1年生の担任をしていました。緊急放送が入り,全校一斉下校したことを鮮明に覚えています。

 

改めて自然災害について考える日なので,このテーマで書いてみようと思います。

 

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違いはどこ?

防災学習と社会科で扱う自然災害の学習の違いは何でしょうか?

 

簡単に表すと

 

防災学習→命を守る学習

 

社会科で扱う自然災害の学習→命を守るための仕組みの学習

 

になると思います。

 

防災学習では,災害時にどのような行動を取ればいいのか,どのようにして生き延びればいいのか,普段からどのような備えが必要なのかなど,命を守るための具体的な知識を獲得して,災害時に自分で判断をして行動できるようにすることが目標です。

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一方,社会科における自然災害に関する学習では,自然災害時における国・地方公共団体や人々の工夫・努力など,命を守るための社会システムについて学び,自分もその社会に関わる一員であることを知ることが目標です。

 

目標は違いますが,学習の中で重なる部分があるので,そこは「社会科でも学習しましたよね!」「防災学習の時にも勉強しましたね!」と再確認すればいいのではないかと思います。

 

 

nagaken.hatenablog.jp

 

新学習指導要領における扱い

これまで社会科で自然災害に関する学習は5年生で行っていました。

 

しかし,新学習指導要領では4年生でも扱われるようになりました。

 

4年生では「自然災害から人々を守る活動」のまとまりの中で,都道府県で起こった災害,災害時の都道府県や市・関係機関や地域の人々が協力すること,自然災害に対する備えをしていることなどを学習します。

 

では5年生では何が違うのでしょうか?

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5年生では「我が国の国土の自然環境と国民生活との関連」のまとまりの中の1つとして自然災害について学習します。日本全体に目を向けて日本は国土の自然状況などと関連して起こること,国や都道府県が対策や事業をしていることなどを学習します。

 

また6年生でも「我が国の政治の働き」のまとまりの中の「国や地方公共団体の政治」の単元で自然災害からの復旧や復興を選択して学習できるようになっています。

 

以上のように,4・5・6(選択した場合)年生で学習するようになっており,自然災害に対する社会の仕組みに重点が置かれていることが分かります。

 

学習を積み重ねることで,この先起こる可能性が高い自然災害に対する知識を確かなものにしていこうと言う意図が見えます。

 

 

まとめ

防災学習と社会科における自然災害についての学習のちがいというテーマで書きました。

 

目標は異なりますが,自助・共助・公助を一体として捉える上で,両者とも大切な学習です。

 

その中で自分には何ができるのか?と子どもたちが考えるきっかけになればいいなと思います。

 

 

最後になりましたが,一刻も早い復旧・復興を祈っております。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

ながけん