3つのパターンとは
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① 疑問解決型
② 学習のまとめ型
③ 疑問捻出型
があると私は考えています。
①疑問解決型
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最もスタンダードな社会見学のあり方です。
その単元がスタートして,学習問題(単元を見通す大きな問い)を子どもたちと共有した段階で社会見学に行くというパターンです。
水道から出る水はどのようにつくられて,私たちのもとに届くのか,見学を通して解決していきましょう!!
社会見学を通して,学習問題やそれぞれの疑問を解決することを目的とします。
目的が明確であり,社会見学で得た情報を次の時間の授業に生かしやすいのが疑問解決型だと思います。
どのタイミングで見学に行くのかを,うまく調整する必要があるのでその点は注意が必要ですね。
②学習のまとめ型
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こちらもあるあるなパターンかと思います。
単元の学習を一通り終えてから,実際に見学に行って教科書や資料集からは学べないことを知ろうというものです。
聖武天皇が発願してつくられた東大寺の大仏を実際に観て,そのすごさを感じてみよう
情報発信の一つの例として新聞社での仕事のようすを確認しに行こう
学習した内容についてさらに知識を広げることが目的です。
ある程度の知識を獲得している状態での社会見学なので,深く学ぶことができます。
③疑問捻出型
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これはあまり無いパターンかもしれません。
社会見学を単元の導入に位置付けるというものです。
◯◯工場を見に行って,これからの学習する内容をみんなで考えよう!
見学に行って知ったことと,さらに知りたいことを整理して,後者を次の学習に生かして行こうとするパターンです。
子どもたちの社会的な見方・考え方がある程度鍛えられた状態であり,指導者も子どもたちの疑問を上手く学習計画に生かせるという場合には大きな学びを生み出す可能性があると勝手に考えています。
注意点は,子どもたちがもう一度見たい!!ということがあるので,メディアに残して置くことが大切だということです。
今後の社会見学の参考になれば幸いです。
nagaken