自分も家庭も仕事も大切にしたい パパ教員のブログ

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【授業】7秒の沈黙に耐えられるか?

新任の時に「発問は何を考えるのか分かりやすいものがいい」と教えていただき,それを忠実に守ってきた自分に,今変化が起こっています。

 

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きっかけ

先日の京都教育大附属桃山小学校の研究発表会で,東京学芸大の高橋純先生の言葉の中に「今まで良いとされてきた発問はもはや良くない発問かもしれない」というニュアンスの言葉がありました。

 

それ以来その言葉が頭の中をぐるぐると回っていて,自分の中では消化し切れていないのですが,現時点で高橋先生の言葉を基に自分なりに解釈をしてみると以下のようになります。

 

◯今まで良いとされてきた発問

→子どもたちにとって「何を考えるのか」が明確で,答えが収束していくような発問。

 

 私も経験年数が浅い頃は,授業研で「発問が分かりにくい」とか「狙いに迫っていくような発問がいい」と教えていただいたことが多いです。しかし,これが変わってきているのかもしれません。

 

◯もはや良くない発問かもしれない

→これからは子どもたちが観点を見出すような発問をすることで,思考スキルを高めていくことが望ましい。

 

 高橋先生は「比較が最強だ!」と述べられた上で,例として「りんごとバナナを比べて分かることは?」という問いかけをされていました。この問いを受けた人たちは,色や形など自分で観点を見出して,思考していくという訳です。

 

 

実践するけど…

上に書いていることは,私が大きく解釈をしすぎているのかもしれませんが,確かなことは「明解すぎる発問は思考スキルを奪っている」ということです。

 

それから私は,指導者のねらいに収束していくような意図がある発問はできるだけ避けて,子どもたちの思考が広く深くなるような発問がしたいと思うようになりました。

 

そして正直なところ,全くできていません!笑

 

今までの発問に慣れすぎてしまっていて,そこからなかなか抜け出すことができないままです。

 

逆に,明解でない発問をした時に,子どもたちを悩ませすぎたらどうしようという怖さもあります。これはきっと私が,高橋先生がおっしゃる「コンテンツ型の人間」だからだと思います。

 

でも,実践する中で1つ掴めたことがあります。

 

 

7秒の沈黙に耐える

明解でなく,思考スキルを高めるような発問の答えは見出せませんが,そのような発問を意識して投げかけた問いに対して子どもたちはどのような反応をするのでしょうか?

 

それは,沈黙するです。

 

これまでの明解な発問であれば,問いかけ後1秒あれば誰かが発表できるような状態でしたが,そうではありません。

 

真剣に悩み,考えている時,子どもたちは沈黙します。

 

今までなら,子どもたちが沈黙するとすぐに補助発問をしていました。(そして失敗するのですが…)しかし,今は子どもたちの思考の邪魔をしないように沈黙に耐えるようにしています。

 

では,なぜ7秒なのか?

 

何のエビデンスもありませんし,私の感覚的なものですが,超集中して考えられるのは7秒くらいだと思うのです。

 

それ以降は,「分からない」と言って考えることをやめてしまう子も出てくると思っています。

 

なので発問をして7秒は耐える。その後,発表者が現れたら話を聞きます。

 

もし,7秒経って誰も何も言わない場合は,ペアやグループで話す時間を取るようにしています。

 

 

以上,最近私が考えて実践していることでした。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

ながけん