自分も家庭も仕事も大切にしたい パパ教員のブログ

授業のこと,学級経営のこと,育児のこと,などなど ぼんやり考えていることを書き留めていきます

自学について

クラスの子どもたちと

「自分の学びタイム」という

取り組みを行なっています。

 

 

その中で最近子どもたちが

頑張っているのが自学です。

僕が取り入れている自学は

このツイートにある

森川正樹先生の実践を

自分なりに追試したものです。

 

 

自学のテーマは?

テーマは自由。

自分が好きなものについて

まとめていくので,

生き物のこと,ゲームのこと,

食べ物のこと,英語の学習方法

整理整頓の仕方などなど様々です。

 

中には授業で学んだことを

さらに掘り下げようとしている子もいて

感心することもあります。

 

 

どのようにスタートしたのか?

森川先生の本は図鑑になっているので,

中身を子どもたちにパラパラと見せて

「みんなもやってみない?」

とニヤニヤしながら伝えました。

 

一人一人にノートを準備してもらうのも

大変だな〜と思ったので,

ルーズリーフを自由に取れるようにし,

書いたものをファイリングして

他の子が見れるようにしました。

 

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子どもたちの反応は?

好きなことをまとめることが

できるので,どんどんルーズリーフが

減っていきました。

 

ただ,初めは調べたことを

ただ書き写すことが多かったです。

そこで森川先生も実践されている

評価を取り入れ,内容を厚くできるように

していきました。

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提出されたルーズリーフをコピーし,

そのコピーに評価を書いた付箋を貼って

子どもたちに返します。

 

子どもたちは

「どうすれば評価が上がるの?」と

よく聞いてきます。

 

でも実は答えは子どもたち自身が

もっているものです。

 

「どうすればいいと思う?」

と聞くと,

絵のクオリティを上げるとか

感想を書くとか

レイアウトを工夫するとか

答えてくれます。

 

じゃ次はそこ頑張ってみようか!

 

と伝えるとそこを改善して

より良い自学を見せてくれます。

 

次第に他の子の自学を見て

いい所を取り入れたり,

図鑑を参考にしたりして

どんどんレベルが上がっていきました。

 

 

今後は?

3月にはタブレットが導入されるので,

プレゼンでまとめてみても

面白いな〜と考えています。

 

ただ,紙で仕上げるよさも

感じているので,しばらくは

この形で進めていこうと考えています。

(↓だんだん厚くなっていくファイル)

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簡単な紹介で終わってしまいましたが

もし質問があればDMください。

 

お読みいただきありがとうございました。

何で勉強するの?

先日,子どもから久しぶりに

「何でこれを勉強するの?」

という問いかけをもらいました。

 

 

具体的な例で示せたらいいなと思ったので

少し時間をもらって考え,

以下のようなやりとりをしました。

 

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「なぜ勉強するかって話やけど,

別の例に置き換えてみるね。」

 

「みんな北海道に1週間旅行に

行くとしたらどんな準備をする?」

 

「寒いからコート」

「北海道のグルメ調べる」

「自分の枕」

(笑)

「その他色々…」

 

「これだけ準備したら安心!」

 

「そやね。安心できるね!」

 

「ではもし,行き先も期間も分からない

旅行の場合はどんな準備をする?」

 

「防犯グッズ」

「テント」

スマホ

「充電」

「食料」

などなど…

 

「とりあえず何でも

持っていく!」

 

「そうやね。とりあえず,

できる限りの準備はするよね。」

 

「でもどれだけ準備しても

不安は残るな〜。」

 

 

「みんなが勉強することって,

この行き先も期間も分からない

旅行に似ていない?」

 

「何で?」

 

「将来,どのように自分に

なるかって分からないよね。」

 

「うん。」

 

「でも,準備をしておかないと

いざ必要となった時に困らない?」

 

「もしかすると役に立たないと

思っていたことが後になって

役に立つかもしれない。」

 

「何が役に立つかは分からない

けれど,今できる準備はしておく。

これがみんなが今やっている

勉強するってことじゃないかな?」

 

「……」

 

「目的地が分からないのに

進むって難しいし,時には

苦しくなるかもしれない」

 

「だからこそ,みんなで一緒に

勉強するんだと僕は思う。」

 

「もし,途中で行き先が見えたら?」

 

「その時はその行き先に向けて

準備を調整していけばいい。」

 

「その時にもきっと役に立つものが

色々とあるはずやで。」

 

「最後に1つだけ。」

 

「準備できるものには,

目に見えるものと

目に見えないものがあるよ。

みんなは目に見えないけれど

たくさん役に立つものを既に

もっているはず。それが何かは

自分で考えてみて!」

 

 

子どもたちは集中して

話を聞いてくれていました。

 

少しでも前向きになれれば

嬉しいと思います。

 

 

娘の発表会

昨日は娘たちが通う幼稚園の発表会があった。

大きな会場を貸し切っての発表会に娘たちは朝から興奮していた。

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これまで長い時間をかけて練習していたのもあってか,

ドキドキというよりもワクワクの方が大きいんだろうなという様子。

 

さて本番。

 

衣装を忘れるというハプニングがあったものの,

2人とも立派にやってのけた。

終わった後は開放感に満ち溢れた様子だった。

 

本当によく頑張った!

 

とここまでは親目線。

 

そしてここからは親と教師のハイブリッド目線。

 

毎年,発表会の1ヶ月前くらいから家で荒れることが多くなる。

これは練習で追い込まれているのが原因だろう。

 

今年も1週間前には大荒れで,次女はチックまで出ていた。

 

さて…

 

自分も大きな行事の前にクラスの子どもたちを追い込むことを

してきたと思うし,家では自分が想像している以上に荒れている子が

いたかもしれない。

 

そんな子どもを励まし,本番まで導いているのは先生ではなく

保護者なのだと改めて気づかされる。

 

指導する立場に立って気持ち良くなるのではなく,

そしてこの視点を忘れることなく日々子どもたちに

接していかないと,と思う日だった。

 

発表会の感動の涙の2分後に

そんなことを考えていた。笑

エデュシーク「学びの責任について考える〜脱分断に向けて」に参加して②

前回の記事の続きです。

前回はこちら↓

nagaken.hatenablog.jp

 

早速参ります。

 

樋口万太郎先生のお話

樋口先生のお話はとても具体的で,

子どもたちと進められてきた実践

イメージしやすく,自分も明日から

取り組んでみようという活力を

いただきました。

 

 

樋口先生の悩みと実践

ズレを生じさせる授業を意識してきた

(ズレ→必要感・目的意識→問い)

      ↓

ズレを問いと思わない子どもが現れた

(先生の意図が強いと感じる子)

      ↓

『学び合い』「単元内自由進度」

「ブロックアワー」に取り組む

      ↓

子どもたちの問いではあるが

どこか違和感を感じる…

      ↓

教科としての深まりがないんだ!

      ↓

単元を3つのステップで構成しよう

 

 

僕も「単元内自由進度」に

取り組んできたが,教科としての

深まりの無さに悩んでいました。

 

なので樋口先生のお話を

自分のことのように感じましたし,

何よりも樋口先生のような

有名な方でも日々悩みながら

実践をされているんだということに

励まされました。

 

さて,樋口先生の考えられた3ステップは

 

①見方・考え方を働かせる段階

 

②学びを自分事にする段階(自由進度)

 

③深く考える課題に取り組む段階

 

と整理されていました。

 

詳しくは,二月に発売される

樋口先生の著書に書かれている

ようですが,先生のお話をもとにすると

以下のようになるかと思います。

 

①はこれまでの授業のように

ズレを生じさせて,問いを生み出し

追究する段階。

 

②は自分の課題や①の段階で

必要に感じた内容について

自分の学びを進める段階。

 

③は単元を通して学んだことを生かして

発展的な課題に取り組む段階。

 

この3つのステップなら

子どもたちの自立的な学びも

保障しながら,教科としての

深まりも追求することが

できるな〜と思いました。

 

先生が出される本を読んで

さらに学びを深めようと思います。

 

 

 

石井英真先生のお話

 

「教師の責任と授業の本質」

という題でお話しされたのですが,

もう圧倒的な情報量と

そのお話の深さに感動しすぎて

いまだに消化しきれません。

 

自分なんかが解説できるわけもないので

ここでは石井先生のお言葉を

箇条書きで紹介したいと思います。

 

◯授業とは学びへの導入である

→学びに夢中にさせること,没入させること

 授業はそのとっかかりである。

 

◯教師は教材の先行研究者

→同じ教材を学ぶ,学び手として

 子どもたちと教材の世界を楽しむ。

 

◯一斉授業と個別授業は違わない

→日本の一斉授業では,横のつながりが

 大切にされてきた。横糸を通す活動という

 意味では違いはない。

 

◯主体的に従属する可能性

→例)図書検索は知りたいものだけ

   図書館では思っていないものも

   目にする。視野を広げること。

 

◯情報の基は知識である

→この知識の部分を辿らないで

 情報に触れると分断が起こる。

 

◯自分たちで学べるように教えるのが教師の責任

→必要なことは教える。それによって子どもたちが

 自分で学べるようにする。

 縁の下の力持ち的な教師になること。

 

◯教材を介したコミュニケーション

→教師と子どもは教材を介して

 コミュニケーションをとる。

 そのコミュニケーションによって

 子どもたちを教材の世界に没入させる。

 

まだまだあったのですが,

自分の力不足で紹介しきれませんでした。

ごめんなさい。

 

刺さりまくった石井先生のお話ですが,

ここからは自分がどのように具体的な

実践に落とし込んでいくがが重要です。

 

授業観のアップデートを行いながら,

実践していこうと思います。

 

まずは,教師自身が教材を楽しみ,

子どもたちを分かち合えるように

していきます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

エデュシーク「学びの責任について考える〜脱分断に向けて」に参加して①

木村さんがファシリテーター

されているエデュシークVOL.6に

参加しました。

 

この会のが告知された時,

「学びの責任」という言葉に反応し,

気がついたら申し込みをしていました。

 

きっと,今自分が目指している

自立した学び手を育てることの

ヒントがもらえるのではないかと

思ったことが1番の理由で,

そして,去年に読んで興味深かった

この本の内容にもつながる所が

あるのではないかと思ったのが

2番の理由だと思います。

 

この会が終わる時には,

教師と子どもたちがそれぞれの

学びの責任を理解して

学習を進めるためのヒントが

得られた状態になっていれば

いいなと思っていました。

 

では,登壇された御三方の

内容を簡単にまとめてみようと思います。

(僕のフィルターを通して)

 

東京学芸大附属小金井小 加固先生のお話

先生は,学びの責任の担い手は

教師,保護者,社会,そして子どもたち

だとおっしゃっていました。

 

教師に責任があるのは当たり前ですが,

子どもたちにも学び手としての

責任があるということです。

 

これには僕も同意で,

教師だけが汗をかくのではなく,

子どもたちも一緒に汗をかく授業

目標としています。

 

加固先生は,子どもたちへ

学びの責任を移行していく時に

・問題解決のきっかけに目を向けさせること

・子どもが学習を自己調整すること

の2つについて,

足場がけを教師の責任として行う

必要があるとおっしゃっていました。

 

そして,その先にある目標として

非認知能力を養うことを強調されました。

 

 その非認知能力養うために必要なことを

3つの要素でまとめられていたのですが,

これがとても分かりやすかったです。

 

①自分で考えて行動する(自律性)

ここではオードリー・タンさんの著書の

内容を紹介しながら説明されていました。

オードリー・タン 自由への手紙

オードリー・タン 自由への手紙

  • 発売日: 2020/11/18
  • メディア: Kindle
 

 「強制のない世界」をなるべく目指すこと。

「完全な合意などない」からこそ,

大まかな合意を目指していくこと。

 

お互いの自由を認め合って,

その中で自分はこのように行動するんだと

自分で決めて動くことが大切だという

お話でした。

 

これについては,

日々子どもたちに伝えていくことが

大切になるな〜と思いながら聞きました。

 

そしてこの本は必ず読もうと思います。

 

加固先生のお話の中で,

たくさんの本が紹介されていました。

それだけでも良い刺激になります。

 

②根気強さを兼ね備えた創造力(有能感)

これについては授業の中で感じさせる

加固先生はおっしゃっていました。

 

・無理のない課題設定

・問いの焦点化

・発問の準備

 

などの条件を整えて,

子どもたちが「できた」「わかった」という

経験を積ませてあげることについても

触れられていました。

 

簡単すぎても,難しすぎてもいけないので

その辺りの構想は教師の普段の見取りが

大切になってくるのだと思います。

 

自分は有能だと感じさせることは

色々な場面で可能だとは思いますが,

授業が最も効率的だと僕も思います。

 

課題が明確で,

解決に向けた環境も整えやすいし,

「できた」「わかった」が

子どもたち自身も見えやすいですよね。

 

でも,加固先生は

教科の本質から外れないことも

強調されていました。

 

ここは常に意識したい所です。

 

 

 ③安心感のある人間関係

心理的安全性という言葉でも

表現されていました。

 

「この集団(組織)の中でなら

リスクをとっても大丈夫だ」

という概念がもてること。

 

確かにここが保障されていない

場所では周囲の目を気にして

自分の考えや意見を表出できない

ですもんね。

 

人はダメだと評価されるのが

怖いとも加固先生はおっしゃっていて

確かにその通りだと思いました。

 

先ほどの有能感ともつながりがあって,

「自分はできるんだ」とか

「役に立っているんだ」といった

感覚はそもそも心理的安全性の上に

成り立っているのだと思いました。

 

この辺りはアドラー心理学

つながる部分があると感じています。

 

nagaken.hatenablog.jp

 

 

nagaken.hatenablog.jp

 

①自立性

②有能感

心理的安全性

 

加固先生はこれらの3つが

整うことで子どもたちの

非認知能力が高まると同時に,

教師のモチベーションも高まる

おっしゃっていました。

 

そして,これらは結局

環境づくりなんだと併せて

述べられていました。

さらにその環境づくりには

教師一人一人が関わっていくこと,

一人一人ができることなんだとも

強調されていました。

 

風土・文化を築いていくことは

なかなか難しいことかもしれませんが,

普段の取り組みとしてできることを

模索していこうと思います。

 

 

長々と書きましたが,

ここまでお読みいただき

ありがとうございました。

 

まだ前半部分しか書けていませんので,

後半部分(樋口万太郎先生・石井英真先生)

のお話はまたの機会にしようと思います。